
ユリイカ鑑賞。
もう・・・死にました。青山やべえ。もう語るのもアホらしい。
「え!?青山真治好きって言ってたのにユリイカ観てなかったの!?!?失望したよこのインチキ野郎!!」
と目田村さん辺りの映画マニアにはモロ反感をくらいそうですが・・・・ごめんなさい。エセファンですぼく。
ラストシーンを除けば全編セピア色なんですが、作品のテイストにピッタリです。
3時間半にも及ぶ長編大作!! ですが、
「こういう冗長な映画わかんないしー。アタイ感受性ないしー。」とか言うヤツへ。
ちゃうねん!!スタッフ総出で何ヶ月もかけて、また多額の資金を投じて作ったこの世界観を、監督の意志をわかろう!!ってする想像力の問題じゃ!!がんばれ!!!
海のシーンはまさかと思ったけど、やっぱジムオルークですね。
アルバムタイトルはやっぱりこの映画からですね。
方便がやばくて何言ってるのかわかんなくて、英語字幕でみました!!www
・・・邪道?? 芸術に震えるためには主観性MAXだろうが!!どやって見てもいいべ!!
なのでこういう映画を批評家のように客観的に評価なんてするもんじゃないーので、
データやスペックを詳細に述べたり、もしくはアカデミックに論理でガチガチな文章を書いても、本質に迫れないし、楽しくないのでーやりません。テキトウに書きまくるぜ!!
◎泣ける映画について
役所広司のバスを運転するときの笑顔にホロリとしました。笑顔にホロリしました。
よく、「人が死んでカワイソウ」で泣くベタベタな映画がありますが、そんな涙は安い涙です。
表面的なクサーイ物語で泣くなんて、アホ丸出しです。恥ずかしい。
(ケータイ小説とか死ね!!!恋空、死ね!!!!!BAKAは観て下さい。)
人が死んで悲しくて泣くなんて当たり前だし、そんなん面白いですか???
悲しみたいってのがよくわからん。意味わからん。
そんなマイナスな感情を喚起する映画は大嫌い!!
ファック!!!
(かなりそういう映画観てますがwww)
なんだかよくわからないけど、ブワブワって溢れる涙は、こういう映画しか出ません。
よくわかんないけど、涙が出るんです。(笑顔に泣いたんだよ!?意味わかんねえ)
◎「言葉」について
昨日のdollsと同じく、
言葉の必要性に迫ったテーマでした。
ぼくは現実世界に対してはポストモダンな考え方なので、(でも理想はもっと神秘的な思想) 「言葉」そのものに価値が付加される、つまり言葉が一人歩きしてしまうと考えます。
だから、言葉で人になんでも伝わるなんて絶対に不可能だし、発信者と受信者双方の言葉に対しての感受レベルがとても重要になります。
言葉なんて信用してません。
作品中の宮崎あおいは、言葉がしゃべれない役なんですが、もー最高に萌え〜〜〜です。
言葉しゃべれない女性と結婚したいー。
おれは、本当の自分に耳を傾けたいので。だれもおれに干渉しないで欲しいので。
結婚どころか、男女交際??今はいやですねー。いらないですぅぅぅ。
何も言わずにずーっと笑顔で見守ってるような人がほすぃー。男でも。
(ダッチワイフ!?)
◎「リアル」「シュール」について
おれはいつも、映画は「リアル」と「シュール」だ!!って行ってますが、この作品もモロそっち系です。
またまた考えちゃいました。
非日常(シュール)こそ現実(リアル)を表現できるんじゃないかと。
だってそういうもんでしょう、この世の中って。変な事ばかりでしょう。
MADこそ今の世の中の本来の姿でしょう。
そんな世の中で「普通」である人間は、つまりMADな人間です。
社会に合わせないおれが一番正常だ。(電車でエアドラム、運転中の車内で絶叫、などなど変質者要素満点)
だから、普通はダメですよ!!!自分の中の無意識下の制度を早く瓦解させて!!
そして、MADが日常になってしまっている今日では、狂ったモノの中にこそ「美」はあるんじゃないかな。
前にも掲載したけど・・・・
「私が言っているのは、これから先、芸術に形式などなくなるということではありません。新しい形式が生まれるだろう、そしてその形式は、混沌を認める、混沌を何か別のものにすり替えようとはしないものになるだろう、ということです。(・・・・)混沌を取り込める形式を探し出すこと、それが今の芸術家の務めなのです。」
ーサミュエル・ベケット
P・オースター「空腹の技法」より抜粋
自分を狂わせないと、本当の美なんて、わからないよ。
GO MAD!!!!!!!!!!!!PR
無題
2007/11/24(Sat)20:10
青山さんはポスト・ロック好きですからね。
「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」という映画ではノイズを大々的にやっています。
暴力温泉芸者という名前でノイズをやっていた、中原昌也という人を出演させています。
青山さんの時には過剰ともいえる無駄な心理描写を排したスタイルはアメリカのホラーに影響を受けていると思われます。
黒沢清もです。
トビー・フーパー「悪魔のいけにえ」「悪魔の沼」
ジョン・カーペンター「ゴースト・オブ・マーダー」「惑星からの物体X」
など観ていただければわかります。
滅茶苦茶におもしろいです。
No.1|by メタムラサキ|
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