はいつづきません。あしからず。
さっきのおれは今のおれじゃないですから。変身しました。
今回のニッポンの教養、ゲストは精神科医の斉藤環さん。
この人、ひきこもりを治す仕事の傍ら、サブカルチャー批評(!!!)もやってのけているんです。
彼はオタク文化を研究しているので、ひきこもりを治す反面、ひきこもりはとても大事だとも公言しています。

(この表紙のフィギュア、村上隆の作品じゃん!!)
「ひきこもり」とは状態を示すワードであって、決して病名ではありません。
ひきこもりは社交性がない、ヤツらは社会のゴミだ、なんて言うけど、とんでもない。
なぜならば、ひきこもりの時期というのは自分の内面への意識が高まる重要な期間であるからです。
単に社交的であるだけでは、内面の深さが足りなくて、カラッポな人間になってしまう。
話していてもなんのネタもない、シリアスな話のできない人はとってもつまらないです!
ほえー
人生は自己愛の成長の過程
byハインツ・コフート
ですって!
なるほど!!
ええと、例えば、ある異性に恋をします。
それは、その人を好きになった「自分」が好きなのではないのか?
自分ってなんてやなヤツなんだ・・・・って言っても、そうやって言っている「おれ」が好きなんじゃないのか?
結局は自分への愛につながるんです。
つまり、そうやって自己投影を繰り返して、自分への愛を深めることが、人生において最も大事なことなんです。
ひきこもりでも、本も読まない、映画も見ない、何もしないタイプと、そればかりに熱中するタイプとに分かれます。
ぼくはもちろん後者であって、そのタイプのオタクの人は大好きです!(なんとかマニアみたいな)
しかし、前者の場合、自己投影する対象が無いために、自信やプライドがどんどんマイナス方向へ進んでしまい、しまいには自殺や事件などを引き起こしてしまうケースにもつながりかねない。そのために、治療する必要があるんですね。
ぼくは、前にも書いたけど、本を読むのも人とおしゃべりするのも等しく「対話」と呼べるのではないかと考えます。
対話は、相手の感情、考え方を自分にトレースする、つまり相手と同化することであり、そうすることで「人の気持ちがわかる能力」を高めることができる。
この能力は養老孟司さんも言っていたとおり、人間にとって一番重要なパラメータです。
相手の気持ちがわからないと、自分の言いたい事も伝えられない、コミュニケーションを図れない。
じゃあ、本を読んでばかりのオタクはコミュニケーションがうまいのか?ということになるのだが、そうでもない気がしますね。
なぜなら、彼らはおしなべてプライドばかり高いが、そのくせ自信はとても低いからです。
(僕はその真逆で、自信満々なくせにプライド0です〜)
そしてまた、本を読むという行為は、得てして出力よりも入力のほうが、その情報量が圧倒的に多い。(対しておしゃべりは入力出力が同量かつ同時に起こるダイナミックな運動です。)
人の気持ちがわかっても、その人に何を話せば良いのかがわかる訳ではない。
なので、出力のパワーというのも必要なのです。
そのため、このように文を書いたり、人とおしゃべりすることは、出力をうまくすることにおいて、とても重要な行為なのです。
自分に自信を持つ、自分を好きになる。そうすることで世界は開けてくる。そのためには対話はとても大切だ。
だからコメント大募集!!!
なんつって
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無題
2007/11/02(Fri)16:24
>>相手の気持ちがわからないと、自分の言いたい事も伝えられない、コミュニケーションを図れない。
最近だけど、前にいぶちゃんとスカイペで話してから、ほんとそう思い始めたよね。
やっぱこのブログすごいわ。
自分の思ったこと感じたことを記録しておくってすっげー大事かもしらんな。
だって、自分の歴史教科書みたいにもできるし、何よりそれを他人が見ることによって、影響与えたりできるもんねーー
ちょっと関心をもったオレ。
てかこれ見たら誰でもいぶちゃんと話してみてくなんじゃね??
現にオレが既に話したくなってるしw
冬帰るだろうし、また遊ぼうぜい
No.1|by 長人|
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