午前は1時間目の存在を脳内から消去して、
アル・ゴアが地球温暖化についてレクチャーする「不都合な真実」を観ました。
本来行くべきであるはずの企業論Ⅱっていうウンコ授業と、奇しくも相反する内容の講義を、しっかりお勉強しました。

とりあえず、ゴアさんがなまら人格者であることが一番の発見でした。
いろんな国の研究者、専門家の元へ自ら出向き、温暖化について学び、その危険性を議会で訴え続けてきた人でした。
交通事故で息子を失いかけた経験から、彼は本当に大切な物を無くしてしまうことの恐怖を実感し、この作品に収録されているスライド講義を始めました。
講演回数は1000回以上にも及ぶらしいです。
こんだけ、自分の身を呈して国のため、世界のために動いてきた人が、大統領に選ばれないという事実だけで、世の中は不条理と無知と策略に満ち溢れているなーと感じたっちゃ。
ゴアさんのユーモアたっぷりでわかりやすい講義内容のおかげで、ふっつーに危機感をあおられました。
うん、ただそれだけ。
で、最後のメッセージで一市民としてできる最低限の行動、(省エネ家電に変えるだとか、レジ袋は貰わないだとか、車は出来るだけ乗らない、)っていう当たり前すぎることがテロップで流れるんだけど、
おれはずっと拒んできたその小さい努力をも、ついに、よしやろうって思ってしまいました。
なんで拒んできたかとゆーと・・・まあおれは末端になりたくなかったんだね。
どうせやるなら、啓蒙、行為を起こさせる側に立ちたかったんだね。
むーん甘過ぎ。
結局、ゴアさんだって人々の意思を変えようと1000回も講演してるけど、その成果はどこにも顕われていない。
なのにゴアさんのそれは大きな行為で、エコバッグは小さな行為だと、どうして言えるんじゃい。
全部全部、小さな行為が出発で、そこから自分と世界のつながりを感じられるかでしょ。
結果がどうこうじゃなく、アティテュードの問題だ。
カッコイイかカッコヨクないかだ!!
よーし、おいら、64年式フォード「ファルコン」を買うのをやめにするよ!!!
プリウスプリウス!!
GMも早く破産してしまいな!!(ウソヤ)
ちなみに、この映画の内容については、なんまケチつけられてるよ。
http://news.livedoor.com/article/detail/3465125/ 「一番の問題はあの映画の存在が巨悪を隠すということです。現在、日本でもゴミを分別したり、省エネに対する取り組みが盛んに行われていますが、実は世帯単位でいくら頑張っても環境に対する貢献は極々わずか。問題は車の排気ガスと工場プラントからの工業廃棄物。この二つに対する制限を強化するだけで排出ガスの問題はほぼ解決に近づきます。早い話、ゴミを分別するのではなく、ゴミを出さないようにしなければ意味がなく、個人ではなく政治の問題なのです」
ゲホッゲホッ

ユリイカの坂本龍一特集を立ち読みしたよ。
巻頭の対論、聞き手はおなじみ佐々木敦だった。
自伝「音楽は自由にする」も買って読んだけど、
うーん、坂本さんは、数少ない、世界を記述する音楽家だと思った。
彼について考えることは、とても多くの概念を同時に考えなくてはならない。
世界やら、思想やら、芸術やら、なんやら。
(まあただ単にあの人が、そういうのに詳しい人だからなんだけど。)
実際、「out of noise」は音楽の新たな可能性を、本当にひさびさに感じた作品だった。
もちろんそれは音楽的価値において。
でも、あの人はこの作品に、更にもっと、別の意味をもたせたかったと思う。
作品が発表された後、これだけ多くのメディアに露出しまくって、あの人はなにをしたかったんだろう。
腐った音楽ジャーナリズムの否定? 大衆の耳の更正?
あの人は、自分の自然体を、見せたかったんじゃないかな。
前作「CHASM」から5年、レーベルの立ち上げや欧州の音楽家とのコラボレーションなど、たくさんの活動を精力的に行なってきた。
その集大成じゃないけど、ケジメ、節目?として詰まったのが今作で、
この作品をキッカケにして、彼の生き方、を知ってもらって、
多くの人に、いろいろ考えて欲しかったんじゃないかと思うずら。
彼の世界に対する向き合い方は、おれは、正解だと思う。
すごい危険な言い方だけど、まちがってはいないと思う。
くわしくわユリイカまたわ音楽は自由にするまで
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無題
2009/05/19(Tue)02:08
そんな人の言ってること、絶対信じられない。
http://takedanet.com/2007/12/post_f551.html
No.1|by もげら|
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