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退屈は最大の罪である。

                              by スタンリー・キューブリック

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2025/05/11(Sun)00:11

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スクラップ・ヘブン

2007/12/22(Sat)21:24






映画「スクラップ・ヘブン」鑑賞。



おれのキライな、「ベタ」や「クサい」感じは結構あったけど、

すんごいヨカッタ。



何よりオダギリジョーの演技がもんのすごい。

今までで狂気じみた演技はたくさんあったけど、その中でも一番じゃないかな。

でもメインの主人公は加瀬亮です。

加瀬サンの雰囲気も大好き〜〜〜。

この淡白な顔がおれっぽくて親近感がww



(余談、蛇足ですが!!淡白な顔の人って、天才が多いらしいですよ!!

タケシ、中田、松井、松坂、・・・・ほらね!!w)




はい、んで、テーマは「想像力」なんですが、

生き方がもう、自由奔放、やりたい放題なんです。オダジョーが。

何でも屋(復讐)を始めるんですが、完全に犯罪行為なんだけど、世の中を変える、人を救う仕事をするんですね。

見ていて痛快。面白ろそう。

ホントそういう生き方がしたい。



「想像力を働かせろよ・・・!!!」

プランをポンポン思いつくオダジョー。

ってか原作者自身が想像力の塊ですねこりゃあ。

(作家はそういうものだけど!!!)




みんなも「面白そう!」と思ったら後先考えずにやってしまえばイイ!!!

おれは最近そういう決断力、行動力、実行力はMAXなので、

面白そうな企画を放ってくれたら即乗ります!!!

なにかでっかい事をしようぜ!!!!!!!!考えて!!!




ああーEDテーマの、フジファブリックの蜃気楼がパナイ。

フジファブリックって初めて聴いたけどパナイです。

これ。

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No.199|Comment(0)Trackback()

青い鳥

2007/12/16(Sun)22:55




あるかな?って思ったら、あった・・・・・。

ぼくの人生でたぶん最も面白かったTVドラマ「青い鳥」!!!




・・・なんかふと、思い出したんですね〜。

最近、昔大事にしていたこととか、思い出すんです。

人生に余裕があるからかも。

視界を何かでイッパイにしちゃっていたら、大事なことも目に入らない。

ゆったり生きましょう。そしたら、自然と楽しいことが思いつきます。

焦んな。みんな。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

☆井深氏ドラマランキング☆

一位  青い鳥

二位  IWGP

三位  白い巨塔

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

青い鳥、10年前のドラマなので、「確か面白かった!!!」っていうイメージしかありませんでした。

でも、一話だけ見たっけ、なんかもう全てが最強!!

映像美、カメラワーク、キャスト、脚本、・・・カンペキ!!!

 天才子役、鈴木杏の名演技!!ww 見物です。


てかトヨエツ、おれに似てない!?あの冷血な目とか!!超COOL!!



脚本は、眠れる森(キムタク!これも面白い!)とか書いた、野沢尚です。




あーTVは見ない!!とか言っておいて、とてもTVっ子な一面を露呈してしまいました。

せっかく築いたインテリジェンスの塊のイメージが崩落!!!!!!!!

はい、オチンチンですよー。ぼくチン。ウヒヒヒ

No.183|Comment(2)Trackback()

凍狂もいいけど・・・・

2007/12/09(Sun)13:20

おそいひと




死ぬ程見たい映画です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大阪在住の住田雅清は重度の脳性麻痺を持つ障害者。移動は電動車椅子、コミュニケーションはトーキングエイドというキーボードで音声を出す機械を使い、介護者のサポートを受けながら自活する傍ら、ショッキングなライヴパフォーマンスが熱狂的な支持を受けるなど、幅広く活躍。本作は本名のまま「襲い人・住田」役に体当たりの演技で挑戦した初主演作品。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



まさにフーコーの「狂気」を想起させる内容ですね。

歴史的に、かつてはどこの国でも、精神病者や狂人は、同じコミュニティにいる身近な存在でした。

それがいつしか障害者として囲い込まれ、区別されるようになりました。

自分も人間なのに、どうして人を差別できるのか。

現代は偏見の時代です。大衆は偏見の塊です。

他人を「コワい」とか「キモイ」とか感じる大衆を僕は心底憎みます。

そのようなバイアスだらけのサルは、TVなんか見ているヒマがあったら、人と話し、本を読み、人間らしく行動しろ。

そして何かを産出しろ。

「愚か」でありたいのなら、一生オナニーしてればいいじゃあないですか?





・・・・・・・・・・・・・・

音楽担当が、world's end girlfriendという、ぼくをエレクトロニカという美しい世界に導いてくれた神のような人なんです。

トレイラー見ただけで失神しそうでした・・・・。



◎東京と北海道

こういう前衛的、革新的、実験的なカルチャーって、必ず「東京」にあるんですよ。

僕が観たい海外のアーティストも、いっつも「東京」に来るし。

最先端も、グローバルも、全部「東京」。

畜生。すげー行きたいなあ「東京」。





でもきっと心休まらないよねー。

こっちだと、車でちょっと出かけただけで大自然に触れることが出来るけど、

「東京」には、どこを向いても誰かの手が介在した「表現物」しか存在しないんじゃないかな。

人の手が加わってない物が見当たらないっていうのは、きっと不安になってしまうと思う。





自然をとるか、最先端をとるか。




うーむ。




No.161|Comment(2)Trackback()

ぎゃ

2007/12/08(Sat)17:02

なんかウチのTV、オンデマンドTVとかいうのに加入してて、

ハンパない数の映画が見れるんですね。

でも、大衆映画はからっきしウンコしかなくって、侮っていたんですが、



邦画はヤバイ!!!

わざわざ借りたユリイカ!アカルイミライ!スクラップヘブン!等々・・・。



しかも、音楽ドキュメンタリーとか、異常でした・・・・。

おれが一番欲しかったスリル・ジョッキーのインタビュー映像。

ルッキング・フォー・ア・スリルがある!!!!!(5時間もの)

ずーっと見てましたwww

これね。
http://jp.youtube.com/watch?v=2lKYZN1B0vE



ほかにもmoogのドキュメンタリーとか・・・やばいいいい。

もうツタヤも行かなくていいや!!!


No.153|Comment(2)Trackback()

黒い皇帝

2007/12/02(Sun)14:52





「ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR」鑑賞。


ポストロックの中でも「スロー・コア」の第一人者である、この映画と同名のバンドが存在するが、この映画にインスパイアされて名前をパクったらしい。



うわー久しぶりにバイク乗りたくなりました。

ぼくがいつも映画とか本とかPCとか音楽とかばっかりやっているひきこもりだから、友達少ないんだろうなーとか思っているヤツ!!!

ぶぶー。不正解。


地元のスケボースノボーチーム「神風」代表です。

よくダチ単車の後ろに乗って、真夜中のバンナグロ街道を100キロで駆け抜けます。

ヘイヘイヘーイ!!!!




んなこたあどうでもいいんだけど、

1976年に作られた、暴走族「黒い皇帝」のドキュメンタリー映像です。

かなり彼らに密着した映像だったので、どうやって撮ったの!?カンジ。

組織とか、リーダーシップとか、カリスマとか、いろんなことを考えました。







まず、集会を取り仕切るリーダーの言動は20歳そこらとは思えないほど、とても説得力があって、カリスマ性に満ちあふれている。

公道で警察となんども口論するシーンがあるのだが、警察よりも彼らの口調の方が論理的で明快だったりして、どっちが大人なのかわからないよwって思った。

この映画から学び取る要素はたーっくさんあるように思う。

っていうか、音楽の入れ方とか、カッコイイし。

暴走族最高!!!!!!!



たぶん現代人は、バイアスだらけのガチガチ人間なので、こんな30年前の映画なんて見ないし。
そこでピックアップされる暴走族の19歳の人間なんてクズだとか思うんでしょうが、

てめえらの方がよっぽどクズです。

度胸、リーダーシップ、発言力、どれをとっても現代のいわゆる普通の人よりグレードは高い。

家族ともシッカリ話すし。エライ。

「昔の暴走族はノータリンで恐ろしい生き物だ」なんてのは、偏見そのものですな。





なんか最近ぼく、バイアスって言葉連発してますが、ホント大事だと思います。

バイアス。

僕は、多分札幌一バイアスの無い人間だと自負しております。

柔軟そのもの。フニャチン。

だから、どんな事に対してもふにゃふにゃに受け止めるし、そこからイイとこだけを抽出してラーニングします。

そういうスライムのような生き方です。



ぼく、北大の人はあまり好きではありません。

まあ北大の人全部を偏見の対象にするのは、それこそアホなんですが、割合で見て、バイアスがやばい。

基本「自分は頭がいい。偉い。」と勘違いしている。

北大に入るようなやつに限って、友達がものすごい少なかったりするんですが、それって人を割と見下しているからだと思うし、なんか柔軟じゃないんですよねー。

ファッションもダサイ。

なにも学び取る要素がない。




それに比べて地元の友達はとっても打ち解けていて、おちゃらけていて、楽しいんです。

頭もいい。




大事なのって、非日常をいかに生きているかだと思う。

「あたしそういうのわからないから・・・」
「僕、そういう人じゃないから・・・・」

ファアアアアーーック!!!!!!!!!


お前ら自分がどんな人間か完全に把握してんの!?!?!?!?!?

コワ!!!!!



ぼくは自分が全く分かりません。

何しでかすかわかりません。ww

まず幅が広すぎるし、深すぎる。

把握しきれません。



人って無限だと思うし、だから哲学者や文学者一人を大勢の人が生涯をかけて研究したりするんでしょう!?!?!?!??

人を動かすのは人にしかできない。

だからぼくは、みんな一人一人無限だと思っています。

「こいつと話していても話すネタがつきる・・・・。」

とかありえないと思います。

一人の人と一生語り続けるとか、余裕だと思います。

少なくとも、しょうとか目田村さんとかトモミとかとはずーーーーーっと話せる予感!!!



はい書き過ぎ調子のりすぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

No.135|Comment(11)Trackback()

立食師列伝

2007/12/01(Sat)14:39




押井守「立食師列伝」鑑賞。


押井守は、クリエーター界の神です。

(アニメ)映画監督、脚本家、小説家、ゲームクリエーター、
んもー活動の範囲を把握しきれないほど、マルチな才能!!

攻殻機動隊フリークには語るまでもないですね!!




この作品は、実写の絵をアニメっぽく動かして、その絵の裏で、攻殻のような難解な物語をバババババーって語りまくる映画です。
サウンドノベルの語りver.??

だから結構カタイ本読んでなきゃついていけないかも。

立食師っていう架空の存在を、歴史ドキュメンタリーみたいな風にマジメに語るんだけど、マジメな口調で結構おちゃらけた内容でw 

吉本隆明を引用しまくってた!!




なんかオレのブログみたいに、ノリで書きまくった物語な気がするw

まあ、そういうインプロとか、タケシの映画とか、ダダイズムは、全部自分の中から湧き出た情熱のままに出力したものだったりするんだと思うし、それを元にして、損なわない程度にコンポーズして鑑賞できるレベルにするのが芸術!!なんだと思いまする。

だから、おれも、10分ぐらいバババーって書いた文章とか、意味含有率半端無かったりして、読む方が時間かかるってことあるし。

あんときのオレすごかったなあって思うことあるし。

実際、感覚でなんでもできちゃいますよーってことじゃ。

ああ、今のおれは何を言っているんだろうw



攻殻でおなじみの神山健司とかが体当たりな演技してたw!
この人普段はおとなしくてインテリジェンスぷんぷんさせてるのに。
自分を捨てれる人ってステキ!!!


アニオタなおれ全快な午前中でしーたよー。




No.130|Comment(0)Trackback()

ギャル曽ナチ根

2007/11/28(Wed)20:22



ソナチネ鑑賞。

ヤクザなんて、自分に閉じこもっていて、外のモノは「なんじゃコラァ!!」と受け付けないような、堅い、融通が利かない人種だと思っていた。

しかし、この映画に登場するヤクザたちはとても「柔い」。

いや、むしろ柔くなっていく過程が見れる映画だ。

初めは東京のヤクザ特有のギスギスドスドスしたシーンからスタートするのだが、途中からそのヤクザたちが地方の抗争に加担するために沖縄へ行く事になって、沖縄の温和で長閑な雰囲気に染まっていく。

なにもすることがないヤクザたちは、いろんな遊びを考えだして、自由気ままに過ごす。

どんどんヤクザたちの心は柔らかくなっていくのだ。

とってもステキ!!!柔軟性溢れる人間大好き!!!




ぼくは、タケシの「落ち着き」が大好きだ。

何が起こっても表情一つ変えず、すべての混乱に立ち向かって、受け止めてしまう。

そうだ。あの表情が落ち着きを助長しているんだ。

その焦点は深い新宇宙で交わっているんじゃないか!?と思うくらい澄んだ「目」。

正直何を考えているのかわからなくて、そこがまたタケシの魅力なんだにゃあ。(実世界でも。)




ヤクザが沖縄へ行くという設定も、とんでもなく非日常的(シュール)だ。

ていうか、どこをとってもシュールそのものな映画だす。

シュールラブ!!!


砂浜で相撲を取るシーンがあるんだけど、なんか超絶ウルウルしてしまった。

すごく何かを感じた、いや、思った んだけど、忘れちゃった。

それは言葉ではうまく説明できない感覚。


なーんか最近それが多い。音楽聞いていても、すっげーなる。
 
感じるというより、考えるってほうが近いんだけど・・・・なに考えてたんだろう。

むふふふふふふふふシラーン!!!


とにかくタケシ最高。

タケシ最高!!!とか言う女の子とケツコンしたい。





話は180度変わって、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ミクシーで、ギャルをたくさん見つけた。。。。

ギャルって自分の顔トップ絵にするんだねー。

自己表現欲がすごい。いいなあー。絶対面白いなあこういう人。

喋ったら止まらなそう。アホ大学生たちよりずっと社交的だし、「何か」を持ってそう。

でも髪の毛クサそう〜。



そしてギャルのマイミク見たら、大勢のギャル、ギャル男が!!!!!

しかもみんなマイミク数ハンパない!!!!

やっぱり人って同じ人種のコミュニティを形成するんだにゃあ。



日記で彼らの生態調査をしたぜ!何してるんだおれ!!!



調査結果はこちら。



プリクラ、写真の数がパナイ。

仕事はそれぞれ多種多様。

クラブはかかさない。

好きな音楽は必ず「サイケデリック」!!!!
(これってオレら音楽マニアの言うサイケデリックとは違うでしょ??どんなんだろう?)

なかなかボキャブラリー豊富で意味含有率が高い文章。意外だ!
(内容の程度の低さは愛嬌!!)



ギャル・・・いいなあああああ。

注) ギャル曽根は大嫌い!!!!キモ!!!!!

   小向とか、何考えてるの!?!?最悪!!!!!

No.119|Comment(2)Trackback()

eureka

2007/11/24(Sat)19:09




ユリイカ鑑賞。

もう・・・死にました。青山やべえ。もう語るのもアホらしい。

「え!?青山真治好きって言ってたのにユリイカ観てなかったの!?!?失望したよこのインチキ野郎!!」

と目田村さん辺りの映画マニアにはモロ反感をくらいそうですが・・・・ごめんなさい。エセファンですぼく。



ラストシーンを除けば全編セピア色なんですが、作品のテイストにピッタリです。

3時間半にも及ぶ長編大作!!  ですが、

「こういう冗長な映画わかんないしー。アタイ感受性ないしー。」とか言うヤツへ。

ちゃうねん!!スタッフ総出で何ヶ月もかけて、また多額の資金を投じて作ったこの世界観を、監督の意志をわかろう!!ってする想像力の問題じゃ!!がんばれ!!!


海のシーンはまさかと思ったけど、やっぱジムオルークですね。
アルバムタイトルはやっぱりこの映画からですね。





方便がやばくて何言ってるのかわかんなくて、英語字幕でみました!!www

・・・邪道?? 芸術に震えるためには主観性MAXだろうが!!どやって見てもいいべ!!

なのでこういう映画を批評家のように客観的に評価なんてするもんじゃないーので、

データやスペックを詳細に述べたり、もしくはアカデミックに論理でガチガチな文章を書いても、本質に迫れないし、楽しくないのでーやりません。テキトウに書きまくるぜ!!   



◎泣ける映画について

役所広司のバスを運転するときの笑顔にホロリとしました。笑顔にホロリしました。

よく、「人が死んでカワイソウ」で泣くベタベタな映画がありますが、そんな涙は安い涙です。

表面的なクサーイ物語で泣くなんて、アホ丸出しです。恥ずかしい。

(ケータイ小説とか死ね!!!恋空、死ね!!!!!BAKAは観て下さい。)

人が死んで悲しくて泣くなんて当たり前だし、そんなん面白いですか???

悲しみたいってのがよくわからん。意味わからん。

そんなマイナスな感情を喚起する映画は大嫌い!!

ファック!!!

(かなりそういう映画観てますがwww)

なんだかよくわからないけど、ブワブワって溢れる涙は、こういう映画しか出ません。

よくわかんないけど、涙が出るんです。(笑顔に泣いたんだよ!?意味わかんねえ)




◎「言葉」について

昨日のdollsと同じく、

言葉の必要性に迫ったテーマでした。

ぼくは現実世界に対してはポストモダンな考え方なので、(でも理想はもっと神秘的な思想)  「言葉」そのものに価値が付加される、つまり言葉が一人歩きしてしまうと考えます。

だから、言葉で人になんでも伝わるなんて絶対に不可能だし、発信者と受信者双方の言葉に対しての感受レベルがとても重要になります。

言葉なんて信用してません。




作品中の宮崎あおいは、言葉がしゃべれない役なんですが、もー最高に萌え〜〜〜です。

言葉しゃべれない女性と結婚したいー。

おれは、本当の自分に耳を傾けたいので。だれもおれに干渉しないで欲しいので。

結婚どころか、男女交際??今はいやですねー。いらないですぅぅぅ。

何も言わずにずーっと笑顔で見守ってるような人がほすぃー。男でも。
(ダッチワイフ!?)


◎「リアル」「シュール」について

おれはいつも、映画は「リアル」と「シュール」だ!!って行ってますが、この作品もモロそっち系です。

またまた考えちゃいました。

非日常(シュール)こそ現実(リアル)を表現できるんじゃないかと。



だってそういうもんでしょう、この世の中って。変な事ばかりでしょう。

MADこそ今の世の中の本来の姿でしょう。

そんな世の中で「普通」である人間は、つまりMADな人間です。

社会に合わせないおれが一番正常だ。

(電車でエアドラム、運転中の車内で絶叫、などなど変質者要素満点)

だから、普通はダメですよ!!!自分の中の無意識下の制度を早く瓦解させて!!




そして、MADが日常になってしまっている今日では、狂ったモノの中にこそ「美」はあるんじゃないかな。

前にも掲載したけど・・・・

「私が言っているのは、これから先、芸術に形式などなくなるということではありません。新しい形式が生まれるだろう、そしてその形式は、混沌を認める、混沌を何か別のものにすり替えようとはしないものになるだろう、ということです。(・・・・)混沌を取り込める形式を探し出すこと、それが今の芸術家の務めなのです。」
ーサミュエル・ベケット

           P・オースター「空腹の技法」より抜粋


自分を狂わせないと、本当の美なんて、わからないよ。



             GO MAD!!!!!!!!!!!!



No.113|Comment(5)Trackback()

NOT commonplace

2007/11/23(Fri)19:39

ここ最近4日ぐらい、脳が普通に戻ってきて、アイデアが溢れなくなってきたのを実感して、底知れぬ不安にかられてました。

そしてその不安がまた脳を萎縮させ、どんどん自分の世界が狭くなるという悪循環に陥っていました。



イヤな事って立て続けに続くんですよね。パチプロがよく言う「流れ」なんて信じてなかったけど、やっぱりバイオリズムっていうのは、あると思う。

何やっても途中でつまづいてしまう。何がしたいのか忘れてしまう。

自分を忘れてしまう。

んなことばっかりだった気がします。


そのうちに俗物根性がふつふつと芽生え始めました。

「ヘッドホンほしー」という物欲。「フカキョンなーんまカワエー」という◎欲。「どんちゃん騒ぎてえー」という孤独を払拭したい欲・・・?

全部凡人の考え!!!!死ね!!!!煩悩滅殺!!!!





ということで、

本日、ワタクシは「「芸術」」という魔物に、モロに触れた事によって、再び我が右脳に大量のアドレナリンがドクドク流れ出したことを実感!!!

「芸術」なんてワード、きちんと解釈できない以上、軽々しく使うのは、本来忍びないハズなんですが、・・・もう言葉で説明とかアホのする事じゃ!!!心底感動したならそれは確かなモノじゃ!!!と思ったり。

そんな「芸術」を感じた作品の名は  北野武監督作品 dolls です。



この映画は正直、全然一貫性なんてないし、矛盾やクサい感じはいくつかあったとは思うんですが、もーそんなことよりも「んんんなんでこんな事思いつくの!?!?!?」ってギミックが満載ってカンジ。

きっと、ファミコンソフト「たけしの挑戦状」のように、自分の脳からアイデアが溢れた瞬間を即座に感知して、それをすぐさま出力したモノに、様々な工夫をつけたして練りに練った作り方をしたんだと思うんです。ドールズに限らず、タケシの映画のほとんどは。

もーそんなんだから、ラディカルな世界観を映像という形で直輸出できるんですな。それこそ「芸術」ってやつですな。

(なんべんも同じこと言ってますがね・・・・。)




すっごい、いろいろ考えちゃいました。

あらすじちょっと言っちゃうと、



精神異常に陥ってしまった彼女と供に生きる姿を描いてるんですが、その生き方は異常極まりないものです。

互いを赤いロープで結び、山や海をひたすら歩き回る。

そこに言葉は無い。




幸せの形について考えました。

多くの人は、平凡な暮らしを夢見ていると思います。

安定した収入、家族との時間が第一。災難に見舞われない、「普通」の暮らしがしたい。と。



ぼくはその大多数の意見に真っ向から反発します。

変化の無い日々を一個一個消化していくような人生はイヤ!!刺激が欲しい!!!

このブログのタイトルにもあるとおり、退屈は罪だと思っていますから。

ええ、平凡を忌避します!!

凡人にはなりたくありません。



だって、「俗物」大嫌いだもん。(まあ、一方では大好きなんですけれども!!ここでは芸術モードのおれで!!!!)

酒飲んだり、彼女とイチャイチャしたり、パチスロでガッポシ儲けたり、そんなん絶対面白くないですもん。

自分を高めることにつながらないし、なにより快楽の永続性がない。転落の危険を常に孕んでいる。

酒→二日酔い、健康への害   女→イザコザ、依存   ギャンブル→破産

そして、みんな等しくお金がとてもかかります。(次に、「お金が欲しい」とかいう欲が発生する。つまり欲のループ・・・)

つまり、俗物は最悪です。





まあ、俗物まではいかないにしても、平凡ってそんなに幸せだと思いますか??

みんなと同じ「普通」でいいんですかあ???

おれは他とは決別したい。オリジナリティの塊でいたい。そうすることにたいして臆病にはなりません。

じゃないとこんなブログ見せないしw




平凡ってのは、「北朝鮮の人々が現在の生活レベルに満足してる」ってのとさして変わらないと思います。

「そんなことない!!飢えに苦しむってことは、人間としての最低限度の生活を営めていないってことじゃないか!!平凡じゃない!!」という反論が聞こえてきそうですが、

その飢えが彼らにとっての日常であれば、それは平凡だと言える思います。

すべて慣れ(感覚的制度化)ですから。

そこから、例えば、芸術!!とかを楽しめるようになるということは、北朝鮮人が韓国に脱北するのと同じで、広い世界を見れるようになることだと思います。

みんなが知らない、コアな感動で溢れているんですよ!!この世界って。

見方(自分)を変えて下さい!!!




日本の「平凡」ほど、腐りきったものはないと思います。

平凡なら自殺なんてしないしょ。

「みんなと同じ」じゃなくなることで、自己疎外に陥り、結果自殺するんなら、鼻から人とはちがう楽しみを持っていた方が、タフであり続けられるんじゃない??

平凡を嫌うことは、社会を生き抜くタフネスを得られる究極の手段だ!!!!!!




ドールズで、主人公は、社長令嬢との結婚を断って、精神異常者との道を選んだんだけど、その選択は大正解だったんじゃないかな。

だって、世の中金じゃないもん。でしょ。


No.111|Comment(4)Trackback()

レイクサイド・マーダーケース

2007/11/17(Sat)16:03




レイクサイド・マーダーケース鑑賞。

原作東野圭吾、監督青山真治、主演役所広司、と最高のメンツで作られたこの映画は、私が映像作品に求める二つの要素、「リアル」「シュール」を存分に含んだ作品であった。

青山真治は私が最も尊敬する映画監督だ。

作風、監督業の巧みさだけではなく、生き方、言動、好みも、私と似た臭いを感じる。私の進化の先にある人物だと思っている。

彼は現代音楽にも精通しており、偉大な音楽批評家、間章(あいだあきら)のドキュメンタリー映画「AA」の製作も指揮したりしている。

(((音楽批評家と言えば、今日、北里義之のmixiを発見。)))
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1141377


また、彼はアート雑誌STUDIO VOICE11月号でこう述べている。「ぼくは絵としての成立じゃなくて、人間の躍動を瞬間的に捕まえたいんだ。」

その言葉通り、この「レイクサイドマーダーケース」においても、マルチカメラという手法を取る事によって、リアルタイムでカットを交差させ、人間の感情の変化を空間や時間を超越した視点で捉えることに成功している。

人間の根底の部分が表面化した瞬間、その一瞬しか垣間見えないはずのモノを余す所無く映像化できている。

芸術とは、飾り立ての表面的な意匠よりも、そういうよりラディカルな部分にこそ現れるものではなかろうか。

それを表現することこそが、アーティストたる証となるのではないだろうか。

青山氏は、だからこそ即興音楽など、感覚的な部分が結晶化するその一瞬一瞬に興味があるのだ。

本当に人を心の底から感動させることが出来るのは、人間の内なるダイナミズムだけである。

No.102|Comment(0)Trackback()

GOGO!!!!!!!!!!もんすたー

2007/11/07(Wed)20:06


この450ページの中に広がる壮大な世界。

しかしぼくは、この本について何も語り得ない。

そんな、言葉なんてチープなもので飾りたくない。

芸術???

What???なんだっけ?芸術って?




あらららら、批評家になるんじゃなかったんかい。おれ。

・・・んむり。

客観的に語る〜〜なんて、そもそも不可能なんじゃない?

あれれ、、、だめだこりゃ。





一つだけ言える事、それはぼくの心の深い場所でなにかドデカイ爆発みたいなのが起こったこと。

toeに出会った瞬間と同じくらい。

いや、昔の自分の感覚なんて当てにならないけどさ。

今のおれだからこそ、ここまでタマシイ揺さぶられたんだ。

ホント、今の頭ん中みたいな世界が広がっていた。

ルールも、制度も、すべてが瓦解されていた。

有機的、柔軟性、???カオス???。

だめだあああやっぱ語れないや。



世界を理解とか、そんなんじゃなくてさ、んんん感動ーーーなんだな。

相田みつをの詩じゃないけどさ、ホントに人生「一生感動」だと思うんだよ。
おれはこの一瞬のために生きてきたようなもんだ。
こんなふうに偶然の中に、自分の脳内がドラスティックに改変されるような感動?(このワードも陳腐に思えてきた)があるんさ。まじで。



だから、この物語(物語?)の主人公、ユキのように、

見えないモノを信じようとしているおれは今、急がなくちゃ。

「大人になると、内蔵がグズグズに溶け出して、脳ミソはカチコチに固まります。そのうちなんにもみえなくなる。」

そのまえに走らなくちゃ。




スーパーマリオRPGより
 パタパ隊隊長の台詞「焦らず急げ!!!!」



寝ている暇なんて無いジェイ。




とにかく、シガテラよりも一番大切な漫画になった。こいつは。

大きな出会い・・・だねこりゃ。




待ち受けとミクソのトップ絵かえちゃったしw
記録できたかな?後から読み返して、想起できるかな? うえーい

No.82|Comment(7)Trackback()

Black Magic, White noise

2007/09/11(Tue)00:01

BlackMWhiteN.jpg











FROM ドイツ!!!
「Black Magic, White Noise」!!!
世界中から集めた心臓エグる作品の数々を、一冊に収めたアートブック。
ついに買ってしまいましたーーーーーー。


時間が空くと、いつも紀伊国屋に入り浸り、何時間も立ち読みしまくる悪質な客のぼくなんですが、
以前写真集コーナーで妙に惹きつけられた一冊がコレでした。
それからは、来るたびに何度も開いて見まくり、買いたいボルテージがどんどん上がって、MAXになった今日やっと買ってしまった次第であります。


ゲシュタルテン出版社のサイトから内容の一部を見ることが出来ました。
http://www.die-gestalten.de/books/detail?id=be0db8100e909556010ecdaaa685000a


この本では、「生と死」というリアルなテーマが表現されています。
ゾクッと身震いさせられるような絵が多いけど、それでいてどこか儚さを感じます。
恐ろしさと美しさは表裏一体です。
「怖いもの見たさ」というのももしかしたら、美に触れたいという欲求の表れかもしれません。




item199940p1.jpg











そうした終末的かつ耽美なイメージは、ぼくにworld's end girlfriendの音楽を彷彿とさせます。

ていうかもうピッタリです!!!カンゼンにワールズエンドの世界観と同一視してしまう!!!

高1の頃、初めて買ったエレクトロニカはこの「farewell kingdom」でした。

試聴http://www.indiesmusic.com/ItemView.aspx?id=5768

これ聴きながらずっとこの本を眺めてた夜でした・・・・・。

・・・・・・コワ!眠れやしねー!!!

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sur!!!!!!! real!!!!!!!

2007/09/07(Fri)21:24

昨日は久しぶりに一日中なんにもすることがなかったので、ゲオでDVD借りてきちゃいました。

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マーティンスコセッシ監督、ディカプリオ主演の「アビエイター」は面白かったです。てか、その前に借りた「ディパーテッド」もそのコンビなんですが、この二人はすごい!と思って借りちゃいました。どっちの作品もアカデミー賞バンバン取るだけあるわ。見た後から知ったんですけど。
スコセッシの作風は、なんていうか、「逸らさない」んですね。リアル。どこまでも現実味を追求する感じがします。グロい描写や、個人のダークな内面も、忠実に描こうとしてて、ドキッとする場面がたくさんあった。
そういった感じにマッチするのがディカプリオだったんじゃないかな。かわいい顔してるくせに、切羽詰った人間の感情を表現するのがうまいと思った。表情豊かじゃないから、アンマリーな印象だったけど、一気に好きになりましたw 「ギャング・オブ・ニューヨーク」も見なきゃ。


んで、今日は「時効警察」をやっと見ました。いつも全部借りられちゃってるんだけど、たまたま1巻だけあったので即ゲット。人気につられて借りたので、内容とか全然知らなかったんですが、もう、すっごいシュールww!!ケラケラ笑いながら見てました。いやあ、やっぱオダジョーは自然体でカッコ良しです。あと、これからは男性のことをセニョール、女性のことをセニョリータと呼ぶようにします。


ということで、やっぱり映像には「シュール」「リアル」は絶対にハズせない要素だと思いました。

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chaos

2007/08/27(Mon)00:55

発寒川でカジカ入れ食いフィーバーの日。

スケボーでこけたら背中イターイ。


◎ステレオラブ「sound dust」はジョン・マッケンタイアとジム・オルークのプロデュースでした。

どの曲がどっちが手がけたか一目瞭然(一耳?)!!!

トータス節とオルーク節出すぎでおもしろす。


◎ジーニアスパーティーは音楽監督を見たら20倍ブッ飛ぶコトが判明。

昨日CD借りた井上薫。ROVOとか山本精一。ジョン・マッケンタイアとのコラボ経験ありcombopiano。もーうわーやばい竹村延和。やっぱり菅野よう子。極めつけはFENNESZ!!!!!!!!!!!!!!!

どうなってんのこれ。


◎今敏監督作品パプリカ鑑賞。

劇中での一言「深夜の夢が芸術的な短編映画だとしたら、明け方の夢は長編娯楽映画ってとこかしら」

しみじみ。

そしてカオティックな描写を観て思い出した一節。

「私が言っているのは、これから先、芸術に形式などなくなるということではありません。新しい形式が生まれるだろう、そしてその形式は、混沌を認める、混沌を何か別のものにすり替えようとはしないものになるだろう、ということです。(・・・・)混沌を取り込める形式を探し出すこと、それが今の芸術家の務めなのです。」
ーサミュエル・ベケット

           P・オースター「空腹の技法」より抜粋


混沌。

あらゆるものが入り乱れ、底の見えない状態。

人は底を見たいという欲求に駆られ、吸い込まれてゆく。

雑多なものものに圧迫されながら、落ちてゆく落ちてゆく。

自分の場所も感覚も忘れてしまう。

そういう引き込む力がそこにはある。


もしくは、乱雑に散らかった部屋を整理する過程。

積み重なったパーツの中から、既知のものを抜き出す快感。

そして新しい発見。

パズルに例えると、経験を重ねるたびに知ってるピースは増えて、上手くなる。

そしてもっと難しい知らないピースが多いパズルに挑戦してゆく。



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4℃

2007/08/24(Fri)19:14

STUDIO4℃がなんかすごい企画やったらしいです。
もう上映してるトコはしてるみたい。

ジーニアスパーティー:
http://genius-party.jp/


ハンパない面々ですこと。
これは見に行っちゃうわ。


昔観たヤツで、クレヨンしんちゃんの劇場版などで知られる湯浅政明監督作品「マインド ゲーム」はトテモヨカッタ。
声優に吉本芸人を多用してるとこもグッド。


あと、BOOK OFFにてナンバーファイブ2巻、SOS大東京探検隊購入。
TSUTAYA半額セールにつられてケミカル兄弟、プロディジー、スタジオアパートメントをレンタル。
大好きなデンゼルワシントン主演デジャヴも借りた。

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